第14回 音楽大学フェスティバル・オーケストラ

首都圏の音楽大学の協力と交流を目的に始まった「音楽大学オーケストラ・フェスティバル」。
この特別編として、各大学の選抜メンバーで構成されるのが「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」です。日本のオーケストラで主要ポストを歴任し、国内外で数々のオペラ公演に情熱を注いできた沼尻竜典の指揮のもと、ショスタコーヴィチが時代に翻弄されながら生み出した難曲「交響曲 第4番」に挑みます。また、武満 徹「系図」では、ソリストにオーディションで合格した音楽大学の付属高校生と、アコーディオンの大田智美（特別出演）を迎え、新たなステージに踏み出します。
将来のスター・プレイヤー達の演奏をお聴き逃しなく！

沼尻竜典メッセージ

今回のフェスティバルでは、大人になりかけた少女の目線で家族の姿を描いた武満 徹の傑作「系図」と、ショスタコーヴィチが30代に入るころに書いた野心的大作、「交響曲 第4番」を取り上げます。
これらの作品は、きっと若い人たちの心に自然と響くでしょう。彼らの中に、音楽家として一生の宝物となる何かを残すお手伝いができたら、この上ない喜びです。　—— 沼尻竜典