ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団音楽監督。
1962年イギリス生まれ。ドイツのフランクフルト歌劇場とヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場で指揮者としてのキャリアをスタートしオペラ作品に数多く的取り組む。ルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、アンサンブル・アンテルコンタンポランの音楽監督を務め、2000年よりドイツ・バンベルク交響楽団の首席指揮者に就任。2014年度シーズンより東京交響楽団第3代音楽監督に就任する。2010年、バンベルク響とのCD「マーラー交響曲第9番」は、世界で権威あるフランスのMidem音楽賞最優秀交響曲・管弦楽作品部門賞受賞を受賞、オーケストラの知名度を一躍広めた。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が評価され、2009年バイエルン文化賞が贈られた。ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バーミンガム市響、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、サンタ・チェチーリア管など世界一流オーケストラと数多く共演。レコーディング活動においてもベルリン・フィルや、アンサンブル・アンテルコンタンポランとの現代作品、バンベルク響とのマーラー、ブルックナー、シューベルト、ストラヴィンスキーの作品をリリースしている。教育活動にも熱心で、2014年秋にはユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術顧問に就任するほかマーラー・ユ-ゲント管とは2015年にツアーが予定されている。カールスルーエとルツェルンの音楽院でも教鞭をとり、またバンベルクで開催される「マーラー国際指揮者コンクール」も統括している。