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オルガンとオーケストラが織りなす壮麗な音世界! ジョンゲン「協奏的交響曲」待望の実演迫る!

2017.01.09

From_Muza

オルガンとオーケストラによる作品といえば、何を思い浮かべられるでしょうか?
サン=サーンスの交響曲第3番はもちろん有名ですし、フランクの交響曲や、協奏曲で言えばプーランクの「オルガン、弦、ティンパニのための協奏曲」が知られています。また、R.シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。
オルガンとオーケストラが融合した時の、圧倒的な迫力、音の厚み、全身を包み込む響きはライブでこそ体感できるもの。コンサートホールで音楽を聴く意味があるというものです。

ジョセフ・ジョンゲン(1873年-1953年)はベルギーの作曲家。日本ではあまり知名度が高い作曲家とは言えず、彼の代表曲「協奏的交響曲」も実演の機会はあまり多くないようです。しかし、一度聴くと「どうしてこの曲の人気がでないのか?」と不思議に思うくらい魅力的な曲なんです!

ピーター・リチャード・コントのオルガン、フィラデルフィア管弦楽団によるリハーサルの映像がこちら。
第4楽章トッカータの冒頭です。

こんな一瞬の演奏でも、輝かしいオルガンに心奪われ、うねる管弦楽との対話にテンションがあがりませんか!?
ちなみにこのピーター・リチャード・コントさんは、パイプ数28,500本(!!)という世界最大のパイプ数を誇るフィラデルフィア・メイシーズにあるワナメイカーオルガンのオルガニストを長年務めています(ちなみにミューザのオルガンは5,248本。それでも日本最大級です!)。実はジョンゲンの協奏的交響曲はこのオルガンのために委嘱された作品でありながら、幾度も機会が流れ、2008年にメイシーズの150周年を記念してやっとこのオルガンでの歴史的な初演を行うことができたのです。その録音はナクソス・ミュージック・ライブラリーで聴くことができます。

「デュプレ/ジョンゲン/エルガー:管弦楽作品集(フィラデルフィア管/ミラノフ)」
http://ml.naxos.jp/album/G-49270

ワナメイカーオルガンについて詳しく知りたくなった方はぜひこちらを・・・
Wikipedia(英語) Wanamaker Organ

さて、今回はそのジョンゲンの協奏的交響曲がミューザ「名曲全集」で演奏されます。

2017. 2.4 (土) 14:00開演 名曲全集第124回 アジアを代表する女流指揮者&若手オルガン奏者による共演

指揮:シーヨン・ソン
オルガン:三原麻里(ミューザ・ソリスト・オーディション合格者)

J.S.バッハ(L.カリエ編):小フーガト短調(オーケストラバージョン)
ジョンゲン:オルガンと管弦楽のための協奏的交響曲
ムソルグスキー/ラヴェル:組曲「展覧会の絵」

演奏するのは、ミューザ・ソリスト・オーディションに合格した三原麻里さん。2012年第23回シャルトル国際オルガンコンクール(演奏部門)にてグランプリを受賞。その後、ヨーロッパ各地のオルガンフェスティバルにて招待演奏を行っています。

とはいえよく知らない曲だとご心配な方のために、1月12日のランチタイムコンサートでは「第2楽章」の抜粋演奏と、アフタートークでの解説を行います。500円のワンコインコンサートでこの内容はお得! ぜひ予習に、いらしてください♪

2017. 1.12 (木) 12:10開演 MUZAランチタイムコンサート1月 ベルギー&フランスのオルガン音楽旅行

オルガン:三原麻里
ピアノ:森本麻衣

フランク:前奏曲、フーガとヴァリエーション ロ短調 Op.18
ドビュッシー:アラベスク第1番(ピアノソロ)
ジョンゲン:トッカータ Op.104(オルガンソロ)
ジョンゲン:オルガンコンチェルトOp.81 より第2楽章<ピアノ伴奏版>

*終演後、出演者によるトーク会を開催!ぜひご参加ください。
13:00~13:30 (定員無し・事前申込不要)

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