弱冠15歳! 天才ジャズ・ピアニスト奥田弦のラプソディ・イン・ブルー!(12月18日「名曲全集」)
2016.12.15
12月18日(日)に行われる東京交響楽団「名曲全集」は”秋山和慶の夢みるクリスマス”と題して、豪華なクリスマスコンサートをお贈りします。
ガーシュウィンの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」のソリストを務めるのは中学生の天才ジャズ・ピアニスト奥田弦!
9歳でアルバムを録音し、10歳でポニーキャニオンから史上最年少ピアニストとしてデビュー。2011年にジャズ・ジャパン・アワードのニュースター部門を受賞。これまで3か月間だけピアノの先生に習ったものの、あとはすべて自己流!! 家にあったジャズのCDを聴いて自己流で大人顔負けのテクニック、作曲、アレンジ、表現の実力をつけたというツワモノ!(写真はリハーサルの様子)
そんな奥田さんがはじめて東京交響楽団とミューザの舞台に立ちます。奥田さんとはデビュー時から共演しているジャズドラマーの小山太郎さんと奥田さんにそれぞれコメントをいただきました。
小山太郎(ドラマー)
ミューザで演奏するのは3年前のランチタイムコンサートとナイトコンサート以来。そのときはトリオでの出演で、ミューザの音の良さにびっくりした記憶があります。今回は東京交響楽団との初共演ということで、今からワクワクしています。今日、リハーサルを行いましたが、天から降り注いでくるピアノトリオとオーケストラの響きを浴びて、18日のミューザ公演が素晴らしいものになると確信しました。
ソリストの(奥田)弦くんとは、彼が9歳で作ったファースト・アルバムからの付き合いです。中学1年生のときのセカンドアルバムにも参加しました。彼が天才だと思うのは、日々ハーモニーやリズムは進化していますが、その感性は9歳の時から何も変わっていないこと。9歳の時も今日くらいの演奏をしていたと思いますよ。
18日の公演は、秋山(和慶)マエストロが僕たちジャズ・トリオとオーケストラをどのようにブレンドしてくれるか、今から楽しみにしています。(談)
奥田 弦(ピアニスト)
オーケストラとの共演は、今年の10月の東フィルさんが初めてで、今回が2度目です。そのときはピアノだけでしたが、今回はトリオで演奏できるので、リハーサルではより一体感を感じることができました。
ミューザで演奏するのは初めてですが、1音弾いただけで響きがほかのホールとは全然違うと思いました。ステージから見える客席は、とても近くに見えて、臨場感のあるホールであることも分かりました。
秋山(和慶)先生の「ラプソディー・イン・ブルー」にはスローなところとスピーディーなところがあります。テンポにメリハリをつけて、聴かすべきところをわかっていらっしゃると思いました。
18日は、ミューザ川崎シンフォニーホールという最高のステージで、最高に楽しい演奏をしたいと思っています。 (談)
秋山和慶さんも「すごいね」と認める、奥田さんの才能。
ぜひ18日、聴いて確かめてみてください!
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ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団
名曲全集第123回 豪華絢爛、秋山の夢見るクリスマス!
2016. 12.18 (日) 14:00開演
指揮:秋山和慶
ソプラノ:小林沙羅*
ピアノ:奥田 弦☆
ベース:生沼邦夫☆
ドラムス:小山太郎☆
アンダーソン:クリスマス・フェスティバル
アンダーソン:そりすべり
ガーシュウィン(奥田 弦編):ラプソディー・イン・ブルー ☆
モーツァルト:3つのドイツ舞曲 K.605から第3番「そり遊び」
モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」から アレルヤ*
カッチーニ:アヴェ・マリア*
ブリテン:「キャロルの祭典」から 間奏曲(ハープ・ソロ)
プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」から 私のお父さん*
グノー/J.S.バッハ:アヴェ・マリア*
チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」から
行進曲、金平糖の精の踊り、葦笛の踊り、花のワルツ
公演詳細/チケット申込みhttp://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=1694