日本を代表するピアニスト中村紘子さんが26日にご逝去されました。

中村さんは、2004年7月のミューザ・オープニング・ガラ・コンサートにご出演以来、幾度となくミューザのステージで素晴らしい音楽を奏でられました。昨年病気療養のため演奏活動を一時休止されましたが、今年4月30日約8か月ぶりにミューザで東京交響楽団との「名曲全集」でモーツァルトのピアノ協奏曲第24番で本格復帰を果たされました。その際には「ここ（ステージ）こそが私の生きる場所」と音楽活動ができることの喜びを語っておられました。それからたった3か月後の突然の訃報にスタッフ一同大変驚いております。謹んで哀悼の意を表しますとともに、これまでミューザを彩ってくださったことにあらためて感謝申し上げます。ご冥福をお祈り申し上げます。

※　本日より8月11日（フェスタサマーミューザKAWASAKI最終日）までホール1階ロビーにて中村紘子さんのサインボード、写真の展示を行います。

2004年7月31日のミューザ川崎シンフォニーホールオープニング・ガラコンサート。この公演がミューザでの初出演でした。（撮影：堀田正矩）

2016年4月30日の東京交響楽団「名曲全集」は病気療養後の復帰初公演でした。（撮影：青柳聡）

復帰を待ち望んだ多くのお客様から惜しみない拍手が贈られました。（撮影：青柳聡）