第1回音楽サロン「作曲家と愛のエピソード」レポート
1月25日 寒さの底のような冷え冷えした日でしたが、「愛」をテーマにした音楽サロンシリーズの第1回目が行われました。
プレゼンターに朝岡聡さん、東京交響楽団コンサートマスターヴァイオリニストの水谷晃さん、ピアニストに松岡あさひさんをお迎えしてのコンサートでした。
何と松岡さんと水谷さんは2日前に初対面でした。リハーサルでのお二人の息がぴったりなことに驚きです。
第1回は「作曲家と愛のエピソード」をお届け。愛と言っても純粋な愛、複雑な愛、奥深い愛など様々。その作曲家にまつわる愛のエピソードを演奏とともにお届け。曲が進むにつれて、愛も深まり、やがて泥沼化した愛にまで。(どの作曲家とは言いませんが。)
1曲1曲じっくり聴き入ってしまいます。
休憩時にはスペインのワイン、ビール、ハーブティー、など楽しんでいただきました。
アンコールは水谷さんがご案内。「やはり愛と言えば母の愛ほど深いものはありませんね」ということで、ドヴォルザーク作曲「母の教え給いし歌」を心に染み入る演奏でお届け。皆様、温かな気持ちでお帰り頂けたのではないでしょうか。
お客様からお葉書をいただきましたのでご紹介いたします。
『1月25日の「ミューザ音楽サロン」は「愛」がテーマでした。
生きる事の意味を見つけられずに彷徨う人を救済する神の愛をアガペー(新約聖書で愛を意味するギリシャ語)とすればフランクの「ヴァイオリンソナタ」が揺れる人の心を高く導いていくストーリーを表現していると、朝岡さん、水谷さんの説明と演奏でとても近しく聴くことができました。
アンコールに水谷さんがドボルザークの「母の教え給いし愛の歌」を演奏されましたが、ゆりかごを優しく揺らしながら、赤ちゃんの顔に微笑みかけている情景が浮かんできました。全く母親には頭が上がりません。素敵なコンサートに感謝。』
次回はバレンタインデー2月14日です。プレゼンターは朝岡聡さん、演奏は東京交響楽団首席オーボエ奏者の荒絵理子さん、ピアノ遠藤直子さんで「ビターな愛」をテーマにお届けいたします。ご来場お待ちしています。