11月、川崎にやってくる2つのオランダ音楽文化―伝統と先端アート
2015.10.25
オランダについて思い浮かべるイメージは何でしょうか。
チューリップ、チーズ、風車、ゴッホ、ハイネケン・・・?
11月、オランダを代表しワールドワイドに展開する2つの音楽文化が川崎にやってきます。
伝統の代表である王立オーケストラ、そして最先端のテクノロジー、アートと融合したミュージックイベントです。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
11月11日(水)19時開演 会場:ミューザ川崎シンフォニーホール
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オランダ・アムステルダムからは、1888年に設立され、世界屈指のオーケストラとして知られるオランダ王立ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団がやってきます。ミューザではこれまで2006年、2010年、2013年といずれも首席指揮者マリス・ヤンソンスの指揮により3回の公演を行いました(2013年はやはり今年11月にミューザでリサイタルを行うエマニュエル・アックスとの共演)。今年ヤンソンスは退任し、2016年からはダニエレ・ガッティがそのポストに就くことが決まっています。今回は元コンセルトヘボウ管の打楽器奏者という異色の経歴を持つグスターボ・ヒメノの指揮でベートーヴェンとチャイコフスキーの名交響曲を演奏します。ヒメノはすでに日本のオーケストラでも指揮者デビューを果たしており、今後の活躍が期待されます。
コンセルトヘボウは2013年の創立125周年に世界一周ツアーを敢行、その模様はドキュメンタリー映画として2016年1月に日本でも公開が決定しています。さまざまな国での演奏旅行、そして教育活動の様子が予告編ムービーで少しだけご覧いただけます。
ミューザ公演は残席が少なくなってきています。
良いお席はお早目の確保を。
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クラシックファンなら憧れの地。本拠地のアムステルダム・コンセルトヘボウにも一度行ってみたいものですね。美しい写真にうっとり。まさに伝統。
クラシックの殿堂 アムステルダムのコンセルトヘボウの楽しみ方
TodaysArt.JP SOUND+VISIONS
11月19日~21日 会場:CLUB CITTA’ / CINECITTA’ / LA CITTADELLA
公式サイト
ミューザからJRの線路を挟んで反対側になる川崎駅東口の「ラ チッタデッラ」には、オランダのデン・ハーグで生まれた先端アートの祭典「TodaysArt」がやってきます。このフェスのコンセプトは「Art , Music & Technology」。9月には東京・天王洲と神戸で開催され大きな話題を呼び、川崎の予告編も先日リリースされました。川崎は工業地帯として知られるように多くの先端技術の企業が事業所や工場を置いており、テクノロジーとの親和性は高い都市です。アートとコラボすることでどんな展開になるのか楽しみなイベントです。こちらもぜひ、ご注目ください。
ディレクターのオロフ・ファン・ウィンデンさんもかなりユニークな方です。
ホテルで働いていた僕が、世界的なアートの祭典を生み出すまで【TodaysArt】
いかがでしょうか?
世界屈指の伝統あるオーケストラと、最先端のメディアアート。
11月は、オランダという国の文化のダイナミクスを川崎で体感してみてください。