音のシャベリ場!第7回のご案内♪
2014.10.20
昨年度から開催しております、音のシャベリ場。
コンサート前にちょっとおしゃべり(ミュージックトーキング)して、コンサート鑑賞、そして指揮者にご挨拶!
というこのプログラム。ブログでもすでに何度かご紹介しています。
音のシャベリ場!に参加してみませんか?
新しい音楽鑑賞♪シャベリ場第6回の様子
音楽鑑賞がはじめて、そろそろ子どもに(孫に)クラシックデビューさせたい……というご家族にぴったり!
お子さまひとりだけでコンサートやプログラムに参加させるのは不安という方もいらっしゃるかもしれませんが、この企画はミュージックトーキングから保護者の方もご一緒に参加OK!
ということで、本日は第7回のご案内をしたいと思います。
お申込み方法や応募用紙は、イベントの詳細ページをご覧ください。
音のシャベリ場!第7回:詳細ページ
第7回のスケジュール
12:30 ホール集合。ミュージックトーキング♪
13:30 チケットを持ってそのまま客席へ
14:00 客席でコンサート鑑賞
ピアノ:マーティン・ヘルムヘン
演奏:東京交響楽団
♪モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番
♪ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
♪ラヴェル:ラ・ヴァルス
♪ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲
16:00頃 終演後、子どもたちはバックステージで指揮者にご挨拶。
ミュージックトーキングって何?
ごもっともな疑問ですね!
音楽を聴きながら感じたこと・気づいたこと・思ったことをお互いに話して、作品への理解を深めていく時間のこと。
美術の分野で使われているVTSという鑑賞手法を元に考えられた新しい音楽鑑賞手法(STS)を使って行われます。
(なんと、ミューザ発の音楽鑑賞手法です♪)
ミュージックトーキングの案内役は、VTS手法を学んだスタッフが行います。
上記、過去の記事をご覧いただいても様子が分かりますが、今回は、この記事の後半で、音のシャベリ場第7回で取り上げる作品について、仮想ミュージックトーキングをやってみました! そちらもぜひご覧ください。
音楽家と会える!
コンサートが終わった後は、ロビーに集合して楽屋訪問!
出演者の方とご挨拶&写真撮影ができちゃいます。
前回のモーツァルト・マチネでは、指揮者の飯森範親さんと対面!
コンサートを聴いた感想を伝えたり、質問に答えていただいたり、特別な時間となりました。
直前まで舞台にいた奏者と直接会える! こんな機会はめったにないですよ♪
こんな人に参加してほしい!
対象は小学4年生~中学3年生と、その保護者の方となっていますが、小学生以上であれば、対象年齢外の方でも同席していただけます!
・コンサートがはじめて!
・音楽が大好き!
・自分の意見をいうのが得意♪
という方には特にオススメですよ。
対象年齢外なんだけど興味ある! といった方や、ご質問などは個別にご対応させていただきます。
お気軽にお問合せください。
ミューザ川崎シンフォニーホール音の放課後プロジェクト係
044-520-0100 / otopro★kawasaki-sym-hall.jp (★を@に置き換えてください)
レッツ・ミュージックトーキング♪
まずは ナクソス・ミュージック・ライブラリーにアクセスしていただいて、再生ボタンを押してください。
ナクソスに登録されていない方でも冒頭30秒だけでOKなので、ぜひお試しくださいね!
今回聴くのはラヴェル作曲「ダフニスとクロエ」第2組曲です。
このあとの案内役の質問について、ぜひみなさんそれぞれに、心の中で答えてみてください。
では、聴いてみましょう!
♪~
さて、この曲の中で、今何がおきていましたか? どんなシーンが思い浮かんだでしょう?
難しい場合は、明るい、暗い、楽しい、怒っているなど、感じたことだけでOKです。
A「雰囲気はなんだか不思議な感じ。気持ちが少しざわざわします。だんだん盛り上がってるけど、この後どうなるのかなと。」
ありがとうございます。ざわざわとした不思議な雰囲気を感じ取ったんですね。それでは、今感じたことは、曲のどこからそう思ったのでしょうか? もう一度流してみますね。
♪~
楽器の音色からそう感じたのでしょうか、それともリズム? 曲全体のテンポ? メロディーからそう感じたのかもしれません。作品のどこから曲の雰囲気やシーンを思い浮かべたのでしょうか?
A「フルートかな? 音が細かく動いている感じがざわざわします。あと、低い音はたららら~(↓)たららら~(↑)とゆったり動いていて、不思議な魔法にかけてるみたいに思いました。」
なるほど、楽器による音の動きを読み取ってたんですね! 細かい音の動きから全体のざわつき、低音のゆったりした動きから不思議な雰囲気を感じてくれました。ありがとうございます。魔法というのはどこから?
A「たららら~(↓)たららら~(↑)というのが、魔法の杖の動きみたいだから、かなぁ?」
あ~、音の動き、メロディーの変化を、杖の動きに見立ててくれたんですね。ありがとうございます。それから、先ほど盛り上がってきているとも話していましたが、それは曲のどこからそう感じたのでしょうか? もう一度聴いてみましょうか。
♪~
A「ちょっとずつ音量が大きくなってる気がします」
そうですね! 確かに、出だしに比べて、30秒の近くになると少しだけ全体の音のボリュームが大きくなっています。音量の変化から、作品全体の盛り上がりを感じてくださいました。ありがとうございます。
他に気づいたことはあるでしょうか? 他の方はいかがですか?
B「さっき魔法といっていたところ、わたしは何だがあくびみたいな感じがしました。朝起きて、ゆっくり『あ~ぁ』ってしているような……」
低い音の動きですね。あくびと感じたのは曲のどんなところからですか?
B「あわわわ~(↓)あわわわ~(↑)という音があくびに似てると感じたので」
確かに、こういうあくびする方いらっしゃいますよね! 先ほどは魔法の杖の動きというアイディアが出ましたが、あくびの音ではないかというアイディアが出ました。ありがとうございます。
あくびって、昼間も夜もよくするのですが、朝起きて、というのはどこからそう感じたのでしょう?
B「えー、なんでだろう。あくびの音以外の音が、わたしもざわざわしてるなと思ったのですが、それが朝っぽいのかな」
ありがとうございます。先ほど、出てきたざわざわの音、細かい音の動きから、朝の雰囲気を感じられたんですね。
B「そうだと思います」
ありがとうございます。
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というように、対話を重ねていくことで、作品への理解を深めていきます。
音楽を聴くって、難しいことじゃない!
仮想ミュージックトーキングを読んでいただくとわかるとおり、同じ場所でも、人によって聴き方が違ってくるのがミュージックトーキングのおもしろいところです。いろんな角度から作品と接することで、このあとのコンサートもより充実した時間になります。
そしてもう一つの大切なポイント! AさんもBさんも難しいことは言っていません。
そう、音楽を聴くって、難しいことじゃないはずなんです!
「クラシック音楽」「コンサートホール」というと、ちょっと格式高い、敷居の高いイメージがありますが、そこで流れる音楽とどう接するかはひとりひとりの自由。「つまらなかったな」、でもOKです。
そう感じたのであれば「何がつまらなかったのか」を、考えてみるとおもしろいかもしれません。
音のシャベリ場!では、こんな、ちょっと角度を変えた音楽鑑賞をご提案しています。
コンサートだけだと緊張してしまうかもしれませんが、その前にちょっとおしゃべりしておくだけで、聴き方がガラッと変わりますよ♪
ぜひ、シャベリ場とセットでコンサートもお楽しみください♪
お申込み方法や応募用紙は、イベントの詳細ページをご覧ください。
音のシャベリ場!第7回:詳細ページ
皆様のご参加をお待ちしております!!