シャベリ場第5回!
こんにちは!
今年度内にはなんとか今年度中のイベントのレビューを書きたいと思っております、ブログ担当です!
さて、本日は1月に開催された音のシャベリ場第5回の様子をご紹介します。
今回はオルガニストの松居直美さんとのおしゃべりでした。
最初はポジティフオルガンという小さな楽器の前に集まって、仕組みについて。
蓋をあけてパイプが並んでいる様子や、風がパイプから出てくるのも実際にパイプに手を近付けて体感。
続いて、音や音楽が持つイメージについて、参加者でアイディアを出し合いました。
楽しい曲、寂しそうな曲、堂々とした曲……。
さらにオルガンの場合は、音の使い方(レジストレーション)で、同じ作品でも違った雰囲気を作りだすができます。
そんなレジストの妙も味わいました。
続いてはいよいよ、ホールの大オルガンに移動!
楽器のサイズももちろんですが、音の迫力が違います。
ここで、ブクステフーデのパッサカリアを鑑賞。
この作品は月の満ち欠けを表現しているといわれています。
と、いうことで、演奏を聴いて、4つにわかれるどのパートで月がどうなっているか(半月、満月・・・・・・)を聴きながら考えました。
松居さんと同じ意見の部分もあれば、違う部分も!
「ここは明るい音だから満月だと思う!」「音量が大きくて堂々としているから、こっちが満月かも」など、様々な意見が。
はてさて、真実はどうなのでしょう?
続いては客席で演奏を聴きました。
ヴィエルヌ作曲のウェストミンスターの鐘。
作曲者のヴィエルヌは盲目。ロンドンにある寺院の鐘の音をテーマに、即興的にこの作品を完成させたそうです。
子どもたちも目をつぶって、ヴィエルヌの気分を味わって演奏を聴きます。
再びオルガンの前に戻り、鐘の音がどう聞こえたか考えます。
「たくさんの鐘の音があちこちで鳴り響いていた」シーンや、「1つの鐘が鳴っていた」シーンなど、様々な場面が出てきます。
この作品は標題音楽ではありませんが、子どもたちは作品の持つ構造にも注目して聴いてくれていました。
もちろんオルガン体験も♪
パイプオルガンをじっくり聴いて弾く機会はあまりないものです。
ピアノで弾くような曲も、オルガンで弾くとちょっと印象が変わります。
楽器のそばにいると感じるのが、音の振動。
オルガンにふれると、特に低い音を出す時、楽器全体が揺れ動いているのが感じられます。
まるで建物のように大きなパイプオルガンですが、これ自体が楽器なんだと実感できる一コマでした。
最後に記念写真をぱちり♪
今年スタートした音のシャベリ場、いかがでしたでしょうか?
来年度も、さまざまな公演に合わせて開催したいと思っております!
少人数でじっくりと、音楽についておしゃべりしてみませんか? 皆さんのご参加をお待ちしております♪