奇跡の1週間!
みなさま、あけましておめでとうございます!
ニューイヤーコンサートからはじまり、今年もすでに2週間を過ぎようとしております。
(早い!)
さて今週はコンサートレビュー週間(予定)ということで、どんどんアップしていきたいと思います!
本日のレビューは、みなさまお待ちかね?! 奇跡の一週間。
最初はウィーン/フィルハーモニー管弦楽団でした。
指揮は、クリスティアン・ティーレマンさん。
プログラムは、ベートーヴェン作曲交響曲第8番&9番。
合唱団もオーストリアから来日。ウィーン楽友協会合唱団はアマチュアの団体ではありますが、日頃からハイレベルなオーケストラと共演していることもあり、その歌声は最高峰といわれています。
日本では、12月に頻繁に演奏される第九。
ですがこの日の第九は「交響曲第九番」と襟を正して正式名称で語りたくなるような演奏でした。
ご来場されていたあるお客様が「ベートーヴェンの交響曲第9番って、こんな曲だったんだ」とつぶやいてお帰りになられたのも、納得。
続いては、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団。
指揮は、マリス・ヤンソンスさん。
マエストロは以前よりミューザを気に入ってくださっており、震災の際はとても心を痛めてくださっていたのですが、復活したミューザの音を聴き、「ますます良くなった!」とスタッフへ声をかけてくださいました。
前半はベートーヴェン作曲のピアノ協奏曲第3番。
ピアニストは、エマニュエル・アックスさん。
まろやかなかつ芯のあるタッチに、オーケストラ、マエストロとぴったりと息のあった演奏。
後半は、コンセルトヘボウ管にとっては十八番といえる作品、R.シュトラウスの英雄の生涯。
演奏はさることながら、お客様の集中力も抜群。
そして、まるで拍手のタイミングさえ指揮していたかのような、マエストロ。
演奏後はわれんばかりの拍手!
マエストロはオーケストラ退場後も、舞台に登場し、その拍手に応えていらっしゃいました。
この日は昼間に「音のしゃべり場」も実施され、リハーサル見学を行っていたのですが、それはまた後日。
最終日はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
指揮は、サー・サイモン・ラトルさん。
プロコフィエフ作曲のヴァイオリン協奏曲第1番では、ベルリン・フィルの第1コンサートマスターでもある、樫本大進さん。
日頃一緒に演奏している仲間たちとの協奏曲、オーケストラを信頼して演奏しているというのが伝わってきます。
続いて、春の祭典。ここでは、うれしいハプニングが!
なんと、樫本さんが、1stヴァイオリンの一番後ろにプルトを作り、一緒に演奏に参加してくださいました!
当日のコンサートマスターが春の祭典でのチューニングの際、「ヘイ大進、おまえがチューニングだろ?」とでも言っているかにように、笑いながら目配せしていました。
写真でわかるでしょうか?(クリックすると拡大されます)
一番後ろで、少し身体を前にかがめて弾いているのが樫本さんです。
そして演奏はもちろん、ブラボーの一言!
なかなか鳴り止まない拍手の中、マエストロはオーケストラメンバーひとりひとりを讃えていました。
終演後、ラトルさんは「ミューザは世界最高のホールの1つ」と客席に語ってくださいました。
【おまけ】
すでにFace bookなどでアップしていますが、3マエストロのサインです。
それぞれ個性が出ていますね!
みなさまのご来場、誠にありがとうございました!!