特別サロンコンサート♪
「みんなでオーケストラ!」の夜、市民交流室にて、オルガニストの極意III関連企画の特別サロンコンサートが開催されました!
この日は朝8時頃から楽器の積込み&搬入。
ミューザに楽器が到着してから、調律は武久さんご自身でなさっていらっしゃいました。
本番ギリギリまで練習&楽器調整をされていた武久さん。
いったん楽器をセットした後、会場のいろいろなところで音を聴かれて、楽器の音のバランス等々により「市民交流室を縦向きに使いたい!」(普段は横向き仕様です) というご希望から、普段と違う会場の雰囲気になりました。
お客さまもはじまるのを今か今かとお待ちです。
それでは、サロンコンサート開演♪
楽器の紹介や、今回の企画についてのお話を交えながら進んでいきます。
そのお話のお上手なこと!
もちろん演奏もすばらしいものでした。
今回はペダルチェンバロとジルバーマンピアノの計2台を持ち込んでのコンサート。
演奏中など、武久さんが弾いていらっしゃる様子を首をのばして、「どう弾いているの?」と見ていらっしゃるお客さまがたくさんいらっしゃいました。休憩時間も、みなさん楽器に興味津々・・・・・・!
こんなにそばで見る機会はなかなかないですからね。
みなさん、様々な角度から写真を撮っていらっしゃいました。
ペダル付きチェンバロには、手鍵盤用の各音の弦と、足鍵盤用の各音の弦が、それぞれ別のケース(という言い方が正しいかはさだかでないですが)に入って鍵盤とつながっています。
ペダルの音が入ると、音の広がりやダイナミックスが厚くなり、表現の幅が一気に増します。
ペダル付きチェンバロが存在していた時代、パイプオルガンを弾くには、教会のような楽器が設置されていた場所とフイゴ手が必ず必要になってきますが、このチェンバロがあれば、そのような手間をかけずにペダル付きの作品弾くことができます。
後半は、ジルバーマンピアノから。
見た目はチェンバロに似ていますが、音はピアノに近い音、チェンバロの音と2種類の音を出すことができます。バッハの時代、楽器もどんどん進化を遂げており、チェンバロとピアノの中間に位置した楽器ということなのですね・・・・・・。西洋クラシック音楽の長い歴史を感じます。
最後は、2台のチェンバロのための協奏曲!
山口眞理子さんにゲスト出演していただき、お二人での共演でした。
とてもデリケートなジルバーマンピアノ。
演奏直前も調律をしてから、お二人で演奏。
演奏後は客席は大盛り上がり! でした。
皆様のご来場、ありがとうございました!
さて、このコンサートは特別プレコンサート。
本公演は、8月6日(火)20時開演の、オルガニストの極意IIIです!
この日演奏された曲をパイプオルガンで演奏するとどうなるのか?
また、オーケストラや吹奏楽のために書かれた作品をオルガンで弾くといったいどうなるのか???
今やこの曲はこの楽器のためという関連性が強いクラシック音楽ですが、バッハの時代は、楽器の指定のない作品もたくさん存在しています。
現代でも、別の楽器で演奏するために編曲を行い、様々な形態・編成で演奏されることがあります。
音楽が先か、楽器が先か。
その謎を解明できる・・・・・・かもしれない、オルガニストの極意III。
チケット好評発売中です◎ みなさまぜひご来場ください!!