東京交響楽団!(8/7)
こんにちは! 今日のコンサートレビューは東京交響楽団公演。
指揮はクシシュトフ・ウルバンスキさん。
来春から首席客演指揮者に就任されるマエストロです。
この日は公開リハーサルがありました。
ウルバンスキさん、東響との共演はこれが3回目ですが、すでに団員からの信頼を獲得されている様子。リハーサル前に、この日のコンサートマスターであるニキティンさんと握手。
ところがあれ? リハーサル中なのに、マエストロが、いない?!
このとき、ウルバンスキさんは舞台からさっと飛び降りて、客席で演奏を聴いていました。
客席ではどんな風に聴こえるのか、確認のために繰り返し繰り返し、客席へ降り、舞台へ飛び上がり(!)チェックをされていらっしゃいました。
ジーリオの舞台は比較的高い方だと思うのですが、手も使わずに、ちょっとした助走だけでサッと飛び上がって戻られるマエストロ。
きっと音楽だけでなくスポーツもお得意に違いありません。
それでは、本番です!
最初はドヴォルザークのスラヴ舞曲第1集より 第1番と第8番。
2つの舞曲を演奏後のマエストロ、はにかみ笑顔です。
一度袖に下がり、マイクを持って再登場。東響事務局スタッフさんとお話くださいました。
まずは首席客演奏者に就任したことについて、一言。
「“スーパーオーケストラ”である東響メンバーと、今後一緒に活動していけるのはとても幸せでエキサイトしている」そうです。
東京交響楽団についてどう思っているかという質問には、メンバーを前に誉め言葉ばかりでちょっと言いづらいのですがと前置きをしてから、「実際、みんなは“スーパーミュージシャン”で、非常にプロフェッショナルで、かつ柔軟なプレーヤーばかり。一緒に音楽を作っていくのがとても楽しいです。」
この言葉には、メンバーのみなさんもうれしかったのでは?
本日は東響と2度目のドヴォルザーク。はじめて優勝したコンクールではドヴォルザークの作品もたくさん指揮したそうで、マエストロ自身大切な思い入れをお持ちだそうです。
「交響曲第9番は特に日本ではとても有名な曲で、もちろん第9番も偉大な作品だけれど、第7番もとても素晴らしい作品なんです。言葉にするのは難しいのですが、例えば第1楽章は音楽の構造を分解していくと、音楽の作り自体が“amazing”の一言。第3楽章もとても気に入っています。複雑な作品ですが、特別な交響曲だと思っています。」と熱く語るマエストロ。
後半の交響曲7番の演奏が、ますます楽しみになってきます!
ドヴォルザーク交響曲第7番、スタート!
こうしたキッと厳しい表情をしたかと思えば、ふわっと柔らかな笑顔。
音楽と共に刻々と変化する表情。この表情は、何楽章でしょうか。
ウルバンスキさんはフィナーレコンサートでも登場します。
そちらの写真もお楽しみに♪
皆様のご来場、ありがとうございました!