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東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団!

みなさん盆休みはいかがお過ごしでしたか?
さて、本日のレビューは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。
こちらの記事も併せてご覧ください)

指揮は矢崎彦太郎さんです。
この日はプレトークがありました。
演奏するプログラムのお話を、とてもわかりやすく、優しい語り口でお話しくださいました。
プレトークでお話しするマエストロ
1曲目の「ドビュッシー:おもちゃ箱」はドビュッシー生誕150周年&矢崎さんがフランスにお住まいということで選ばれたプログラムだそう。
タイトル自体は「おもちゃ箱」と、なんだか子供のための曲のようですが、「人間の社会こそがおもちゃの世界と同じではないか」とというドビュッシーの独特な皮肉が込められた、時代の風潮も踏まえた曲なのだそうです。
2曲目は「ムソルグスキー:展覧会の絵」。超有名曲ですが、知られているのはラヴェルの編曲。この日はゴルチャコフ版でした。
というのも、マエストロ、最近ラヴェル版を指揮される際、ラヴェルの編曲は素晴らしく、かっこいいけれど、ムソルグスキーの本来の音から離れてしまっているのではないか思いが出てきていたそうです。
同じ曲でも編曲が違うと響きが違う。そして響きが違うと全く違う曲のように聴こえる。
とおっしゃるマエストロ。
本番でどんな響きが聴こえてくるのか楽しみです!

それでは本番! この日演奏された「ドビュッシー:おもちゃ箱」は語り付。
ドビュッシーの楽譜にあるバレエためのト書きをマエストロ自ら書き下ろしで台本に直してくださいました。
語るのは、以前もサマーミューザで矢崎さんと共演されたアナウンサーの中井美穂さんです。
中井美穂さん
語りが入るタイミングも息がぴったりで、まるでもともと語り付で作られていたかのよう。
おもちゃ箱のストーリーを語っています
マエストロの台本も、色彩豊かなドビュッシーの音楽にぴったりでした。
演奏中のオーケストラ

2曲目は「ムソルグスキー:展覧会の絵」
指揮を振るマエストロ
ゴルチャコフ版の持つ、ロシアの香り、土の匂いが音楽からかおってくるようです。
指揮を振るマエストロその2
ラヴェル版との音の響きの違いは、体感していただけたでしょうか?

みなさまのご来場、ありがとうございました!

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