名曲全集第77回
5月12日(土)に名曲全集がありました。
指揮はサンットゥ=マティアス・ロウヴァリさん。ソリストはピアノで上原彩子さん。
あれ? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は、当初ご出演予定だったヴィルデ・フラングさんが来日後に体調を崩され、ご出演できなくなってしまいました。彼女の演奏、そしてニールセンのコンチェルトを楽しみにしてくださっていたお客様には大変申し訳なく思っております。
そして、偶然にもご都合が空いていた上原さんが急遽ソリストを引き受けてくださいました。本当にありがとうございました。
指揮のロウヴァリさんはまだ26歳!
ロサンジェルス・フィルのデュダメル・フェローシップも受けており、今後がますます期待される逸材です。
東京交響楽団の印象を伺ってみました!
はじめての日本のオーケストラだったから、指揮できるのをとても楽しみにしていました。東京交響楽団は速い細かいパッセージもクリアに丁寧に演奏してくださって、おひとりおひとりがやはりプロフェッショナルなんだと感じます。すばらしいオーケストラですね!
うれしいメッセージですね。
拙いわたしの英語にも、嫌な顔ひとつせず、笑顔で答えてくださるような、とても気さくで、ステキな方でした。
リハーサル後に指揮台でお話を伺ったのですが、その後も楽譜を見ながら入念にチェックをされていました。そして本番!
指先まで神経の行き届いた指揮に、とても情熱的な演奏!
前半2曲目のコンチェルトで上原彩子さんも登場です。
ラフマニノフをダイナミックに弾ききってくださいました。
マエストロとの息もぴったり!
ご来場、誠にありがとうございました!
さて、次回の名曲全集は、6月16日。
ロッセン・ミラノフ指揮、児玉麻里のピアノでお届けします。
モーツァルト「魔笛」序曲からはじまり、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、後半はリムスキー=コルサコフの「シェエラザード」と、次回も名曲揃いです。
指揮のミラノフさんはフィラデルフィア管弦楽団の準指揮者かつ、同団が夏シーズンを過ごすマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツでの芸術監督。またブルガリア・ナショナル放送交響楽団の首席指揮者やニュージャージーのシンフォニー・イン・Cの音楽監督なども務めています。
ピアノの児玉麻里さんは欧州各国を中心に、世界中のオーケストラとの共演や、リサイタル、音楽祭への出演等々、精力的な演奏活動をなさっています。ベートーヴェンのCDを次々と録音されていて、彼女の最も得意とする作曲家とも言えるのではないでしょうか。
みなさまのまたのご来場をお待ちしております♪