【ホール20周年特別連載】ミューザの日2024「アニバーサリー・コンサート」~リハーサル・レポート!~
みなさん、こんにちは!
ミューザの日2024 アニバーサリー・コンサートのプロデューサーをさせていただいております、市川モナです。ホール20周年特別連載 第6弾の「企画制作を通じて学んだこと」はご覧いただけましたでしょうか? コンサートで演奏される曲目と曲順決めに携わらせていただいた経験から感じたことや発見したことを書かせていただきましたが、普段あまり公にならないコンサート企画の裏側を垣間見ることができると思うので、チェックしていただけると嬉しいです。
第7弾の今回は6/2(日)に行われた合唱リハーサルについて、当日の様子や見学させていただいた感想をレポートしていきます!
当日「世界中から こんにちは そして ありがとう」はお客様と一緒に歌って表現する作品ですが、お客様をリードする合唱団の皆さんがいらっしゃいます。その名も「ミューザの日スペシャル合唱団」!
川崎市内の小中高生によって構成されている合唱団で、合唱部等に所属している子どもたちがメンバーです。各学校の先生方だけでなく川崎市合唱連盟の方々が合唱団を引っ張ってくださっています。
まずリハーサルが始まる30分ほど前に「世界中から こんにちは そして ありがとう」の作曲家・菅野先生との進行打ち合わせが行われました。合唱連盟の方と当日の開場後の練習時間の流れや大まかな並び方について話し合いをしました。
実際にリハーサルが開始し、ミューザや東響、合唱連盟のスタッフの方々が合唱団に自己紹介をした後、まずは歌ってみるところから始まりました。本格的にピアノと合わせるのは初めての子が多かったようで、少し緊張している様子でした。
それから指揮をしていただいた合唱連盟の中村さんが気を付けるべき点などを挙げてくださいました。
例えば、
- 最初の一言「ハロー」からしっかりと元気よく
- 体が動いてくるぐらいルンルンと
- 80人もいるオーケストラに負けないくらい
など
そこに菅野先生も加わってくださり、途中リズムの注意点などについて詳しくご指導していただきました。作曲家の方にその場でご教示いただける機会はレアだと思うので、合唱団の皆さんにとってはとても良い機会になったのだろうな、と何だか羨ましく感じました。
当日中学生はテスト期間直前ということで、今回は高校生と小学生だけの中、高校生と小学校高学年のお姉さん・お兄さんたちがしっかり歌を引っ張ってくれてとても頼もしかったです。
その後、各国の「こんにちは」「ありがとう」をしっかり一文字ずつ発音する練習を挟んだり、歌詞の最後の言葉「こんにちは」を「ありがとう」にするバージョンを歌ってみたり…当日お客様と一緒に歌うことを意識してリハーサルに取り組んでいました。
そして後半は小学校低学年の子どもたちも緊張がほぐれ、しっかり全員の声が聞こえました。
今回小川さんの代わりとしてピアノを弾いてくださった相澤さんの力強いピアノ、ホールの響き、そしてたくさんの声が合わさった合唱団の歌を間近で聞くことができ、合唱ってやっぱりいいな、なんてリハーサルにも関わらず感動してしまいました。
本番では現在公開されている「世界中から こんにちは そして ありがとう リモート合唱版」がさらに華やかになり、「ピアノ協奏曲風オーケストラ版」になるので、当日はピアノ伴奏も注目ポイントになると思います。もちろん生の合唱もとっても聴き応えがあるので、伴奏と合唱のどちらもお楽しみにしていただきたいです!
ぜひ6/29(土)のアニバーサリー・コンサートにお越しいただき、一緒に歌いましょう♪