いつもは、あまり表に登場しない舞台裏のプロフェッショナルなみなさん。
普段のお仕事の様子を東京交響楽団にご協力いただき撮影してきました。

ステージ・マネージャー　今村さん

通称「ステマネ」と呼ばれるステージ・マネージャーさんはリハーサルから本番までとても重要な役割を果たします。特にお客様の目に見える活躍はセッティングで、あれはただ椅子と譜面台を並べているわけではなく一人ひとり椅子が違ったり譜面台の高さを調整したりととても細かなところまで注意をしているのだとか・・・。
コンサートの本番中はこのように舞台袖のモニターの前で舞台の様子を見ながら楽譜をみて、タイムテーブルなども気にしながら・・・と一人でたくさんのことをこなしていらっしゃいます。

パーソネル・マネージャー　大野さん（左）
ライブラリアン　武田さん（右）

いったい何のお仕事をしているかという事を簡単に言うと・・・
パーソネル・マネージャーは「オーケストラ・メンバーの調整役」
調整、連絡というと近年はインターネットが主流でだいたいメールで済ませるのだそうですが、各メンバー、会社も違えば設定も違う・・・パソコンでポンと送れば済むようなものでは無いそうで、パソコンから携帯に転送して、携帯から改めて送信して・・・という事もしているようで、手には「携帯だこ」が出来ているとか！！

ライブラリアンはというと・・・「楽譜係」です。
プログラムどおりの楽譜を完璧にそろえることが最大のお仕事で、東響所有の楽譜３５００曲くらいの楽譜を管理したり、新しい曲になると、楽譜屋さんや出版社などから探し始めたり、○○版などにこだわる指揮者がいればそれを用意したりと事細かに対応していかなくてはいけないそうです。
楽譜は練習、本番が終わればすぐに回収してライブラリーに保管します。

ひとつのコンサートを開催するにはとてもたくさんの人が関わっています。
ステージで活躍しているアーティストのみなさんも
この方々がいるからこそ、安心して舞台をこなせるのだと聞きます。
まさに縁の下の力持ち！東響の宝ですね！！