皆さん、こんにちは！

　ミューザの日2024アニバーサリー・コンサート、ヤングプロデューサーの森照覚です。【ホール20周年特別連載】第２弾の「プログラムに込めた想い」はご覧いただけましたでしょうか？
市川さんによる楽曲の紹介や、プログラムに込めた想い。特に、音楽を通して世界各国への視野を広げるきっかけにしたいという熱い想いに、私もハッとしました。市川さんプロデュースのコンサート内容も順調に進んでいる所で、私はその想いをより多くの人に届け、公演に足を運んでもらえるような、チラシ作成に関わっております！

今回は、そのチラシの作成の過程をおおきく３つに分けてお話します。

• 始めの一歩、チラシに何を載せるか。
• どんなデザインにするか～デザイナーとの打合せ～
• 完成までもう一息！校正作業

まず、私はチラシというものを作る上で常に念頭に置いていることがあります。

『チラシの印刷は数万枚。だけど、１人が受け取るのはたった１枚』

ミューザ川崎シンフォニーホールのような大きな劇場では、想像以上に沢山のチラシを印刷します。多くのお客様にご来場いただけるよう、様々な施設に配架しますが、お客さまが手に取るチラシは、一般的に1人につき1枚です。だからこそ、お手に取ってくださった方に向けて、私たちからの“ラブレター”のように、そのチラシをじっくり楽しんでみてほしいなと思っています。だからこそ、チラシ作成においても、少しも気を抜かず取り組みたいと思いながら、準備を進めていました。

最初に取り組んだのは、チラシに何を載せるか。
例年のチラシも見ながらミューザの方とお話する中で、『もっとミューザの日が何をやっているのか紹介したい！』となりました。そこで、例年より大きいA3サイズでの作成がきまり、大まかに載せたい内容を、テキストに起こしながら進めました。私からは、開いたときのワクワク感の演出に、A3の紙をわざとチラシをずらして折ることも提案しました！

次は、どんなデザインにするか。
例年、ミューザの日のデザインにかかわっていらっしゃるデザイナーの秋澤一彰さんと、直接相談しながら進めていきました。どんな風にしたいのか、イメージを丁寧に聞いてくださり、具体的な形に落とし込んでいくことができました。今回の演奏会のテーマに合わせて、“世界中の人が集い、一緒に音楽を楽しんでいる様子”という風に方向性が固まり、その場で大まかなデザイン案が完成！プロフェッショナルの方が、イメージを具現化させるスピード感にはとても驚きました。

その後、世界中の人が集うということで、どんなイラストにしたいか、候補のイラストレーターの方も挙げていただきました。市川さんとも相談しながら、今回は、優しく温かみのある色合いでほっこりとするイラストを描く、高橋ポルチーナさんに依頼させていただきました。

世界の国々に、音楽で触れるだけでなく、視覚でも感じてもらえるように、その国がもつ民族衣装を中心に描かれています！みなさんも、どの方が何の国なのか当ててみてくださいね！

そして、いよいよ最後は校正の作業です。
イラストも入ったチラシデザインが完成し、初めて見たとき、形のなかったものが具現化されたことにとても感動しました。いただいたデータを元に、細かい誤字・脱字がないか、曲名の記載方法が間違っていないかじっくり見ていきます。私だけではなく、市川さん、ミューザ、東響の皆さんなど、何人ものメンバーでチェックしていきました。1つ1つ確認するのは、地道で大変でもありますが、チラシを手に取ってくださるお客様のことを想いながら、最後まで気を抜かずに取り組みました。

特に今回は、川崎市に住む外国の方にもお越しいただけるように、英語表記も増やしています。こちらの監修は、なんと市川モナさん！お母さまが外国の方で、幼少期から英語が堪能とのこと…！どう表記したらより伝わりやすいか、最後まで修正しながら作成をしてくれました。

データが完成し、まもなく印刷。そしていよいよ4月には納品です！
このように、今回のチラシには沢山の人の想いが詰まっており、1人1人の力が結集して素晴らしいものが出来上がっています。

より多くのお客様の手元に届くこと、そしてミューザの日2024アニバーサリーコンサートにお越しいただけることを願って、引き続き頑張りたいと思います！
ぜひ、チラシをお手にとったらSNS等でも拡散してくださると嬉しいです！

公演詳細はこちら

ミューザの日2024「アニバーサリー・コンサート」公演詳細