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ミューザ川崎シンフォニーホール
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【3.11】忘れてはならない思いを、音楽に込めて—第8回 被災地復興支援チャリティ・コンサート開催

2022.03.07

From_Muza

ミューザ川崎シンフォニーホールは、今年も「被災地復興支援チャリティ・コンサート」を開催します。東日本大震災の記憶を風化させることなく、祈りの音楽とともに被災地へ想いを届けます。
本公演のチケット収入と同額および会場の募金箱に寄せられた全額を、内閣府の「東日本大震災義援金」へ寄付いたします。

東日本大震災の記憶を風化させないために
 震災からちょうど10年が経った2021年3月に行われた調査において、震災の記憶の風化を“感じる”人が29%、“やや感じる”が54%となり、8割以上の方が風化を感じていると報道されました(ウェザーニュース「減災調査2021」)。ミューザ川崎シンフォニーホールは、この震災で甚大な建物被害を受け、その復旧のために川崎市民やオーストリア・ザルツブルク音楽祭をはじめ国内外の多くの個人・団体の皆様からご支援をいただきました。
3月11日はミューザ川崎シンフォニーホールにとって忘れてはならない日であり、音楽とともに震災犠牲者の皆様を追悼し、音楽を愛する多くの皆様のご支援に感謝し、また災害の復興に貢献するためにチャリティ・コンサートを開催しています。
 コンサート中、地震発生時刻にあわせて黙とうを行います。

パイプオルガンと12本のチェロによる荘厳な響き
 パイプオルガンの演奏は、ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザーを務める松居直美氏が出演します。
 チェロアンサンブルは山崎伸子氏を筆頭に、昨年11月にジュネーブ国際チェロコンクールで日本人初優勝を果たしたばかりの上野通明氏まで日本のトップチェリスト12名が集結します。秋山和慶氏の指揮により、オルガンとのコラボレーションによるモーツァルト作曲「アヴェ・ヴェルム・コルプス」や、チェロアンサンブルによりチャイコフスキー作曲「弦楽のためのセレナーデ」から《ワルツ》ほかを演奏します。


2021年3月11日 第7回被災地復興支援チャリティ・コンサートで黙とうをささげる様子 撮影:青柳聡

第8回被災地復興支援チャリティ・コンサート~オルガンとチェロで奏でる祈り~

日時
2022年3月11日(金) 14:30開演
出演
指揮:秋山和慶
オルガン:松居直美
司会:山田美也子
チェロアンサンブル:
山崎伸子、菊地知也、向山佳絵子、長谷川彰子、
大友 肇、横坂 源、藤原秀章、矢部優典、
上野通明、水野優也、森田啓佑、築地杏里

曲目
J.S.バッハ:前奏曲 変ホ長調 BWV552/1
モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
J.S.バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 BWV1004から)
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナーデから ワルツ
ほか

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出演者プロフィール

パイプオルガン
松居直美 
国立音楽大学、同大学院修了。西ドイツ国立フライブルク音楽大学演奏家コース卒業。第21回ブダペスト国際音楽コンクールほか、多くのコンクールで優勝。文化庁海外特別派遣生としてオランダへ留学。国内および欧州・アジア各地でリサイタル出演、オーケストラとの共演、国際コンクールの審査員等、その活動は多岐に渡る。「J.S.バッハ:ライプツィヒ・コラール集」で文化庁芸術祭レコード部門優秀賞。長年に渡りオルガンのコンサート企画、啓蒙活動にも積極的に取り組み、その功績が認められ、下總皖一音楽賞受賞。現在、ミューザ川崎シンフォニーホール・アドバイザー、(一社)日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員、聖徳大学音楽学部教授。

チェロアンサンブル
山崎伸子 
第44回日本音楽コンクール・チェロ部門第1位。文化庁海外派遣研修員として、2年間ジュネーヴでピエール・フルニエに師事。
 2007年から10年にわたりチェロ・ソナタ・シリーズを開催。2017年度からフィリアホールにて山崎伸子プロデュース「未来に繋ぐ室内楽」と題し、優秀な若手演奏家の紹介と室内楽を共演するシリーズを開催するほか、2019年11月には「J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲」全曲演奏会を行った。
 現在、桐朋学園大学特任教授、東京藝術大学名誉教授。使用楽器はヒエロニムス・アマティ 1641年製。

菊地知也 
第60回日本音楽コンクール第1位、併せて増沢賞、特別賞受賞。第4回日本室内楽コンクール第1位、併せて東京都知事賞受賞。第1回全日本ビバホールチェロコンクール第1位。紀尾井ホール室内管弦楽団、アンサンブル・ノマド、アクロス弦楽合奏団、カルテット・プラチナム等のメンバー。桐朋学園大学、桐朋学園芸術短期大学の非常勤講師。現在、日本フィルハーモニー交響楽団ソロ・チェリスト。一般財団法人日本チェロ協会理事。

向山佳絵子 
東京藝術大学を経てドイツ・リューベック国立音楽大学留学。第54回日本音楽コンクール第1位、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位、1987年度アリオン賞審査委員奨励賞、第2回出光音楽賞受賞。ギトリス、アルゲリッチほか世界の一流演奏家や、N響、都響他国内外の主要オーケストラと共演。現在リサイタル、室内楽、公演プランナー、京都市立芸術大学准教授など日本を代表するチェロ奏者の一人として活躍中。

長谷川彰子
愛知県立芸術大学を首席で卒業。第77回日本音楽コンクール第3位。2010年9月よりロームミュージックファンデーションより奨学金を受け渡独。ライプツィヒ音楽演劇大学修士課程を最高点で卒業。2013年東京芸術大学修士課程首席修了。
これまでに中島顕、天野武子、河野文昭、山崎伸子、ペーター・ヘルの各氏に師事。九州交響楽団チェロ首席奏者を経て、現在新日本フィルハーモニー交響楽団チェロ首席奏者を務める。

大友肇 
弦楽四重奏団「クァルテット・エクセルシオ」メンバーとして、年間60公演以上行っている。‘96大阪国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。‘00パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位。’09年第19回新日鉄音楽賞「フレッシュアーティスト賞」受賞。‘14年齊藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞受賞。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団客員首席奏者。紀尾井室内管弦楽団メンバー。日本チェロ協会評議員。

横坂源 
1986年生まれ。桐朋学園女子高等学校(男女共学)、ドイツのシュツットガルト国立音楽大学とフライブルク国立音楽大学で学ぶ。13歳で、東京交響楽団と出身地である新潟での初協演を果たしソリストデビュー。15歳で全日本ビバホール・チェロコンクール最年少優勝、2010年にはミュンヘン国際音楽コンクールで第2位入賞。NHK「クラシック倶楽部」、「FM名曲リサイタル」、テレビ朝日「題名のない音楽会」ほか、メディアへの出演も多い。

藤原秀章
南アルプス市出身。東京藝術大学附属高校を経て、同大学、大学院を卒業。ビバホール・チェロコンクール第1位、聴衆賞。他、マルクノイキルヘン国際器楽コンクール、日本音楽コンクール、東京音楽コンクールなどに入賞。ソリストとして、国内外の多数のオーケストラと共演。これまでに桑田歩、山崎伸子、中木健二、石坂団十郎の各氏に師事。CHANEL Pygmalion Daysアーティスト。現在、ベルリン芸術大学に在籍。

矢部優典
8歳よりチェロを始め毛利伯郎氏に師事。第86回日本音楽コンクールチェロ部門第2位及びE.ナカミチ賞受賞。
第69回全日本学生音楽コンクール高校の部第1位及び日本放送協会賞受賞。これまでに宮崎国際音楽祭、サントリーホールARKクラシックス、リッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー in 東京」等に出演。
桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コース修了。現在、サントリーホール室内楽アカデミー第6期フェロー。

上野通明
パラグアイ生まれ。5歳よりチェロを始め、幼少期をスペインで過ごす。2009年、13歳で第6回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際音楽コンクールにて日本人初の優勝。10年第6回ルーマニア国際音楽コンクール最年少第1位。12年第10回東京音楽コンクール第2位。14年第21回ヨハネス・ブラームス国際コンクール第1位。18年第11回ルトスワフスキ国際チェロコンクール第2位。2021年ジュネーブ国際コンクール第1位。

水野優也
第89回日本音楽コンクールチェロ部門第1位及び増沢賞、岩谷賞(聴衆賞)、黒栁賞、徳永賞。第13回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞。ソリストとして、東響、東京フィル、日本フィル、読響、大阪響などと共演。現在、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学にてミクローシュ・ペレーニ氏に師事。ジャパン・ナショナル・オーケストラメンバー、シャネル・ピグマリオン・デイズ2020/2021参加アーティスト。

森田啓佑
高校2年時に第68回全日本学生音楽コンクールおよび第83回日本音楽コンクールを史上初めて同年に制する。品のよい透明感ある音色と豊かな抒情性を高評され第27回青山音楽賞新人賞、第45回日本ショパン協会賞を受賞。桐朋学園大学を首席で卒業。現在は、優秀者に贈られるドイツ国家奨学金を得てザール音楽大学大学院に在籍。ジャパン・ナショナル・オーケストラのコアメンバー。関西ゆかりの楽師の家系で、東儀俊慰(としやす)を高祖父に持つ。

※チェロアンサンブルに当初出演を予定しておりました香月 麗 氏は、新型コロナウイルス感染症に係る入国制限により、出演することができなくなりました。代わって、築地 杏里 氏が出演いたします。

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