【レポート】こどもフェスタ2021
おはなしオルガン
絵本の読み聞かせとともに、オルガンの演奏を聴いていただく「おはなしオルガン」。今回は、『たいようオルガン』(作・荒井良二 偕成社)を小笠真紀さんの朗読、大木麻理さんのパイプオルガン演奏でお贈りしました。たいようが奏でるオルガンの音色に乗って、ゾウバスと一緒に様々な場所へ旅をするお話。荒井さんの絵はスクリーンから溢れんばかりの色彩に圧倒されます。大木さんは多彩なオルガンの音色を駆使しながら、たいようの光に見守られゾウバスが走る場面を表現。のどかな田舎から都会へ、そして橋を渡ってもっと遠くへ・・・。小笠さんが「のりたい人、手をあげて!」と呼びかけると子どもたちの手が客席から元気にあがり、ゾウバスと一緒の旅を楽しんでいたようでした。
パイプオルガンミニコンサート&照明ショー
ミューザの”顔”でもあるパイプオルガンの演奏をたっぷりと楽しんでいただくこどもフェスタの名物企画。
今回は大木麻理さんによる演奏に加え、ミューザでのオルガン講座を3年間にわたって受講し、優秀受講生に選ばれた中学1年生の中嶋彩音さんによる演奏もお聴きいただきました。スウェーリンク「大公の舞踏会」、パッヘルベル「トッカータト調」を堂々と聴かせ、大きな拍手をもらっていました。
お楽しみの「照明ショー」では、大木麻理さんの演奏する「ディズニーの宝石箱(編曲・三澤慶)」に合わせ、場内を色とりどりの明かりで演出。メドレーで様々な曲が出てくると、「これアラジンだね!」「アナ雪だ!」という声が聴こえ、クラシックコンサートではあまり味わえないキラキラしたテーマパークのような雰囲気に、子どもたちは体を揺らしながら楽しんでいました。
最後はオールスタンディングでなんとパイプオルガン演奏による「ラジオ体操」!
オルガンのゴージャスな響きによる演奏と、小笠真紀さんによるミューザバージョンのナレーションで大人も子どもも思いっきり体を動かしました。
ご出演いただいた大木麻理さん、小笠真紀さん、中嶋彩音さん、ありがとうございました!
写真=青柳聡