【クラシック豆知識】マンフレッドって誰のこと?
シューマンとチャイコフスキーを魅了したバイロンの劇詩
イギリスの詩人バイロン卿が書いた劇詩「マンフレッド」。道ならぬ恋で愛する人を失った主人公マンフレッドは、神秘の力により精霊を呼び出し、「忘却」を求める。しかし願いは叶えられず、代わりに「不死」の呪いをかけられる。マンフレッドは死を求めてアルプスをさまよう……という物語。これを題材に音楽作品を書き上げたのがシューマンとチャイコフスキー。シューマンはこの「マンフレッド」を妻に読み聞かせると、感動のあまり涙を流して、作曲を思い立ったという。(文・飯尾洋一)
ミューザ川崎シンフォニーホール&東京交響楽団 名曲全集第147回
【日時】
2019年 6月16日 (日) 14:00開演
【会場】
カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化総合センター)
【出演】
指揮:ユベール・スダーン
ピアノ:菊池洋子
【曲目】
シューマン:「マンフレッド」序曲
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲