川崎市長
福田紀彦
ミューザ川崎シンフォニーホールは、令和6年7月1日に開館20周年を迎えます。
この間、多くの皆様にお力添えをいただき、本市フランチャイズオーケストラである東京交響楽団をはじめ、国内外の著名なオーケストラによる演奏会、真夏のクラシック音楽祭「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」など上質で多彩な演奏会を展開し、さらに、世界的な音楽家から「世界最高のホールのひとつ」と絶賛されるなど、世界トップクラスの音楽ホールとしての地位を築いてまいりました。
また、「市民合唱祭」、「市民交響楽祭」、「市民吹奏楽祭」など、市民の皆様にとって晴れの舞台となる「わが街のホール」として定着し、さらには、このホールでの体験をきっかけにプロの音楽家を目指すようになったという若い方のお話を伺い、この20年間で「音楽によるまちづくり」の中核を担う施設として着実に成果をあげてきたことを、とても感慨深く思います。
音楽は人の心を豊かにするだけでなく、人と人をつなげる力を持ち、一緒に聴いたり、一緒に演奏したりすることで大きな一体感を生み出すものであると感じています。
本市は、今年市制100周年を迎えますが、次の100年も見据え、将来にわたって持続可能な都市であり続けるためにも、誰もが音楽に身近に親しめ、人々がつながりあえるまちづくりを進めるとともに、ミューザ川崎シンフォニーホールから良質な音楽を提供することにより、国内のみならず、世界に向け川崎の魅力を発信していきます。